《 戦後、日本は支那・中共との関わりを一貫して間違ってきた。そして現在もその間違った関わりを続けている。》

今、日本が「支那・China」ではなく「中国」と呼ばされている国、中華人民共和国(支那・中共)と日本との関わりは、異常としか表現しようのない不正常な関係が定着している。左翼系の日本人の多くは「China」を「支那」と呼ぶのは〈蔑称〉に当たるのでいけないという。併し、国際社会が「China」と呼ぶ事は構わないというのだから話に一貫性が無い。因みに朝鮮人も중국 jung-gug と呼ばされている。私たちの身の回りには〈made in china〉と表示された製品が溢れているというのに、日本語で「支那」と呼ぶのはいけないという。

私は、日本の「中国(地方)」との混同を避ける為、中華人民共和国の事を「支那」「チャイナ」「China」或いは「中共」と略称する。これは決して〈蔑称〉ではない。嘗て、日本のマスメディアは、北朝鮮を「北朝鮮と略して呼ぶのは怪しからん。正式に〈朝鮮民主主義人民共和国〉と呼べ」との在日朝鮮人の執拗な抗議に屈し、NHKを始めとした全てのマスメディアが、「北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国」と呼ばされていた時代があった。「北朝鮮」と普通に呼べる様になったのは、故 金正日氏が日本人拉致を認めた、ついこの間からである。「China」を「支那」と呼べないのはこれと全く同じ理不尽である。何れ正常化されるものと期待したい。

支那は最近、〈made in china〉が粗悪品の代名詞になっている事を知って〈made in PRC〉などと別名で誤魔化している。こういった遣り口は特亜独特のもので、誇りなど持ち合わせていないからできる事だ。〈made in china〉を〈made in PRC〉と誤魔化し、〈SAMSUNG〉に至っては、日本に於いて社名そのものを完全に消し去り、韓国製である事を隠して製品名である〈Galaxy〉だけを表示してスマホの売り上げを倍増させている。誇りも何もあったものでは無い。それに騙されて買う日本人も日本人である。

支那を中国と呼ばされている現実は、誠に情けない話である。大東亜戦争 敗戦後、日本人は徹底的に臆病になり過ぎた。米国の顔色を窺い、特亜に抗議されると正常な思考力を失なって、相手の言うがままになってしまう。戦後71年が経過した現在もこの傾向は全く変わっていない。GHQの洗脳統治により、日本人の心の奥底に深く刻み込まれた、悪しき『東京裁判史観』が齎した〈根拠なき贖罪意識〉の為せる技である。明言するが『東京裁判史観』は間違った歴史観である。この〈厳然たる真実〉に思い致らない限り、日本は国際社会の真っ当な一員になったとは言えない。今の日本人は本来の日本人ではない。

所謂 保守層と言われる国民に絶大な人気のある安倍晋三首相が「戦後レジームからの脱却」を掲げて登場した時、私は大いに期待を寄せ支持した。併し、安倍首相は「戦後レジームからの脱却」の重要性を理解しながらも、米国からの圧力を受けると、いとも簡単にこの重要命題をかなぐり捨て、悪しき「東京裁判史観」、米国ら戦勝国の都合だけで構築された「戦後世界秩序」の優等生を演じ始めた。政治には妥協が付き物で、一切の妥協無く成果を上げる事など不可能である事は私も承知している。併し、我々の先人の命懸けの行為を冤罪と知りながら自ら貶め、「昔は悪い事をしたが、戦後はこれ迄もこれからも私達 日本人は国際社会の優等生であり続ける」と国際社会、特に米国に取り入ろうとする姿には、嘗ての日本人の矜持は全く感じられない。私は、この一点については安倍政権を支持しない。

戦後の日本は、1972年(昭和47年)9月から「中共」との関わりを開始している。前年に起きた寝耳に水の〈ニクソンショック〉を目の当たりにして焦った田中角栄当時首相が、首相就任後、僅か三箇月にして大慌てで「日中国交正常化」に走った。この行為は、政治家 田中角栄の行動力を示す〈好例〉として後世評価されているが、私は全く評価しない。何故なら、中共は飢えた人民を尻目に、1964年には兵器としての〈核実験〉を成功させている。その核兵器は米国のみならず我が国をも照準に捉えている。正確には、東トルキスタンを侵略して得た土地を勝手に新疆ウイグル自治区と呼び、本来他国の領土であったロプノール湖にて1964年10月16日、初の核実験を成功させた。次いで1967年6月17日には初の水爆実験をも行なった。田中角栄は、この様な国に「国交正常化」を機に莫大な経済援助をし始めたのである。以後、日本国民の莫大な血税は中共の軍事力増強の原資として消えて行く事になる。

中共により同様に侵略された東トルキスタンとチベットには、共に核廃棄物の処分場が設置され、住民への被爆が問題視されている。勝手に本来他国の領土である土地で、何の警告もなく48回も核実験を繰り返し、核廃棄物処分場についても中共は何の根拠も示さず、ただ安全性を主張するのみで、公式の放射能や健康被害リスクの調査すら実施していない。田中角栄は、こういう卑劣で冷酷な国と大慌てで国交を結び、莫大な国富を見境なく与え続けるという、愚かな外交路線を敷いた。中共政府は大盤振る舞いを続ける日本を嘲笑うかの様に、日本の経済援助を人民にひたすら隠し、感謝の一言も発しない。嘗て江沢民は日本の長年に亘る経済援助に対して公式の場で「評価する」と尊大に言って退けた。

中共という国は、南支那海では強欲な覇権主義で汚れた手を拡げ、東支那海では日中中間線ぎりぎりの箇所で一方的に埋蔵エネルギーを掘削し、日本の領海側で日本が掘削しようと試みる行為には「軍艦を派遣する」と凄んで見せた。同じく東支那海上空では防空識別圏を勝手に設定した。更に、尖閣諸島への侵略行為を〈核心的利益〉と公言して憚らない。その国に対し、日本は政府開発援助(ODA)を未だに続けている。その額は実に、年間300億円。好き勝手に捏造した歴史問題を振り翳して国際社会に於ける日本の名誉を徹底的に貶めようと工作している中共に、未だに国富血税を差し出し続ける日本政府は狂っている。昨年、安倍政権は300億円に90億円を上乗せして中共に献上している。環境破壊による越境公害対策費などだというが、その資金は中共政府が捻出、負担すべきもので、日本国民が負担すべきものではない。カネに色は付けられないから、尖閣侵略の為の軍艦の建造費に充てられるのと変わりはない事に安倍政権は思い至らないのだろうか?

外務省のHPには、今や明確な敵対国である中共にODAを支払い続ける為の〈創作文〉が恥ずかし気も無く書かれている。

以下 外務省HPより引用———-『対中ODAの基本方針』
1979年以降、中国に対するODAは、中国の改革・開放政策の維持・促進に貢献すると同時に、日中関係の主要な柱の一つとしてこれを下支えする強固な基盤を形成してきました。経済インフラ整備支援等を通じて中国経済が安定的に発展してきたことは、アジア太平洋地域の安定にも貢献し、ひいては日本企業の中国における投資環境の改善や日中の民間経済関係の進展にも大きく寄与しました。中国側も様々な機会に日本の対中国ODAに対して評価と感謝の意を表明してきています。
一方、経済・技術も含め、様々な面で大きく変化を遂げた中国に対するODAによる開発支援は、既に一定の役割を果たしました。このため、中国に対するODAの大部分を占めていた円借款及び一般無償資金協力は新規供与を既に終了しました。
現在の中国に対するODAは、日本国民の生活に直接影響する越境公害、感染症、食品の安全等協力の必要性が真に認められる分野における技術協力、草の根・人間の安全保障無償資金協力などのごく限られたものを実施することとしています。
また、そうした対中ODAの大部分を占める技術協力については、日中の新たな協力のあり方として、日中双方が適切に費用を負担する方法を段階的に実施しています。
過去のODA事業では、中国に道路や空港、発電所といった大型経済インフラや医療・環境分野のインフラ整備のための大きなプロジェクトを実施し、現在の中国の経済成長が実現する上で大きな役割を果たしています。———-引用ここ迄

日本政府は、我が国への明確な侵略意図を持ち、国際社会に於いて恒常的に日本を貶め続ける敵対国に、大切な国富血税を垂れ流し続ける行為を、即刻中止しなければならない。

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